第90回 国展

この度主人が、第90回国展に入賞致しました。
奨励賞です。
東京の新美術館で４月２７日〜５月９日まで展示されておりました。
27日の授賞式にも参加し、講評会や親睦会で、
色々な方に、貴重なご意見を頂けたようです。

今年で三回目の挑戦でした。
昨年度も、入選頂いていたのですが、
ブログをこの１年ほど、放置してしまっていましたので、
お知らせ出来ていませんでした。
画像は、その昨年度入選作品です。

今回の入賞作品は、6月7日（火）〜6月12日（日）の
大阪巡回展（大阪市立美術館）にて展示されます。
詳細は国展ホームページをご覧下さい。
http://www.kokuten.com/

一脚展 2015

今月2日から14日まで、第５回一脚展が開催されました。

昨年度の第４回は、諸事情により参加出来なかったのですが、
今年は主人も復帰することが出来ました。
また今回からは会場が変わり、
リニューアルしたばかりの竹中大工道具館で行われたので、
とても楽しみに見に行ってきました。



主人の作品です。
今回は、主人には珍しく、図面も何もひかずに
思いのままに削り出していったそうです。



座面が葉っぱの形をしています。

脚をしなやかに少し反らしていたり、
貫を曲げた丸鋼にしてみたり、
楽しんで制作しておりました。
自分の中の制作に対する固定概念を
崩してみたかったそうです。







会場が広くなった為、新作の一人一脚のコーナーと、
それぞれの出品者のコーナーとがありました。
会場の竹中大工道具館も、素晴らしい建物でした。
とても気持ちのいい空間に、14名の木工家達の家具がたくさん並び
見応えのあるグループ展でした。

脚をお運び頂いた皆様、誠にありがとうございました。

一脚展2013のご報告

前回の更新から２ヶ月以上も経ってしまいました。
今更ですが・・・「一脚展2013」のご報告をさせて頂きます。

展示会としては、同じ会場で３回目ということで、
少しずつですが、定着している手応えを感じることが出来ました。
毎年、ご来場下さった方にアンケートをお願いしていますが、
その中でも、
「昨年見て、良かったので今年も来ました」
「これからも続けてほしい」
というようなお声もたくさん頂き、メンバー一同嬉しく思いました。

個々の仕事にもっと直接的に繋がって行くようにするのが
今後の課題かなと考えています。
他の会場で、違う形で、色々試してみたいとは思うのですが、
メンバーそれぞれ、仕事をしながらの企画になりますので、
なかなか難しいのが現状です。
しかし、定期的に話し合いの場を作っています。
少しずつですが前進していこうと頑張っています。

さて、今年の私の作品です。


今年はテーマが「一冊と一脚」ということでした。
私は本が大好きです。
毎晩眠る前、たとえほんの少しの時間でも、読書をせずにいられません。
本を読む時の好みの姿勢は、人によって様々だと思います。
本のジャンルなどによっても違ってきます。
今年の一脚展でも、子どもに絵本を読んであげる時に最適な椅子や
どこにでもお気に入りの場所に持ち運びやすい椅子など、様々でした。
私は、本を読むことで心が休まります。
忙しければ忙しい程、むしょうに読書したくなります。
１日の終わりに、本を手にどかっと腰かけられ、
物語の続きを楽しみにするワクワクした気持ちや緊張感も
感じられるような椅子を目指して制作しました。

一脚展2013

　第３回　座る・くらべる　　一脚展 2013
　「一冊と一脚」　一冊の本から生まれる椅子のセカイ

　2013年4月18日（木）〜4月23日（火）
　　 am11:00 ー pm7:00

　デュオギャラリーⅡ（JR神戸駅南側地下街内）
　　神戸市中央区東川崎町1-2-3 デュオこうべ・浜の手



今年も一脚展の季節がやってきました。
只今、出展作品追い込み中です！

19日にはハーバーランドに「アンパンマンミュージアム」もオープンするそうで、
また雰囲気が変わった「神戸」に、ぜひお出かけ下さい。

第２回 一脚展

第２回一脚展が、12日から17日の６日間、開催されました。
昨年の第１回よりも、更にたくさんの方々にご覧頂くことが出来たようです。
足をお運び頂いた皆様、誠にありがとうございました。




主人が出展したダイニングチェアです。
背板の曲線が特徴的な椅子です。
自宅のダイニングチェアとしてデザインしたものです。
昨年の長椅子もそうですが、お客様からのご注文ではなく、
一から自分で作っていく作品の場合、（多くの方がそうかもしれませんが）
まず、「自分が自宅で使いたい」と思うものを作るそうです。



ダイニングテーブルに収めた（座っていない時）、
肘掛けなどが邪魔にならずに収まり、かつ
座り心地が良く、美しい椅子・・・
を目指して製作したそうです。




息子には「おとうちゃんのいす」は好評（？）だったようです。


私は一見物客として、会期中に出展者13人の13脚全てに
座らせて頂きましたが、どの椅子にも、
「うーむ・・・」と唸ってしまうような工夫や
「おー！」と思わされるような座り心地の違いを感じ、
本当に面白かったです。
椅子は、体型などの個人差によって使用感が異なりますし、
好みも千差万別ですから、どれがいいか正解はないと思います。
この一脚展では、そういったことを改めて体感出来ます。
今まで、家具は既成の商品から選んで購入するもの・・・と思っていた方々が、
「自分だけに合う椅子を作る」という選択肢を持つきっかけになっていったら
いいのになぁと思いました。
その為にも、これからも、第３回、４回・・・と続いていくことを期待しております。

一脚展 2012

今週の木曜日から、昨年に引き続き
第２回目の一脚展が始まります。


昨年出展したベンチです。
今年はダイニングチェアを出展します。

　第二回　座る・くらべる　一脚展　2012

　2012年4月12日（木）〜4月17日（火）
　am 11:00〜pm 7:00（最終日 pm 6:00まで）
　デュオぎゃらりーⅡ（JR神戸駅南側地下街内）

　http://ikkyakuten.uijin.com


昨年、手探り状態でスタートした展示会でしたが、
たくさんの方にご来場頂き、好評を頂きました。
今年も昨年と同じメンバー13名が、椅子を一脚ずつ持ち寄り展示します。

２ほんの木としましては、主人のみの出展になります。
ホームページで他のメンバーの方々のことや
詳細をご覧になって頂けます。

桜の開花も始まって、ようやく春らしく、
お出かけに気持ちのいい気候になって参りました。
お近くにお出かけの方は、ぜひお立ち寄り下さい。

一脚展のご報告

先月１４日から１９日に開催致しました『一脚展』は
おかげさまで、多くの方々にお運び頂き、
盛況のうちに終えることが出来ました。
本当にありがとうございました。



横に長い会場を活かし、１３脚がズラッと並びました。
主人が一人で参加の為、私は客観的にこのグループ展を観させて頂きましたが、
それぞれの作家さんの個性が感じられ、
１３脚という数も、多すぎず少なすぎず、アットホームな雰囲気もあって
とても素敵な展示会だと感じました。
それぞれの椅子に座って、簡単なアンケートに答えてもらうという試みも、
多くのお客様にご協力頂けたようで、
今後の制作活動や展示会の在り方にとても参考になったと喜んでおりました。
お客様も、展示会に参加しているような気分で
楽しんでお答え下さったように感じられました。




主人が出展した二人掛けのベンチです。
背、座ともに欅の一枚板から削り出しています。
貫を鉄で制作しています。
このベンチは、自宅のリビングに置くためにデザインしたそうです。
我が家のリビングは、（まだ最後まで紹介出来ていないのですが・・・）
以前の記事でご紹介しているように、天井をとりはらい
黒く染めた梁が剥き出しになっていますので、
その迫力に負けないようなダイナミックなベンチに仕上げてくれました。
木の有機的なラインと鉄の無機質な雰囲気の対比が
きれいなベンチだと思います。

一脚展

　第一回　座る・くらべる　　一脚展　2011

　2011年4月14日（木）〜4月19日（火）
　am11:00〜pm7:00（最終日pm6:00）
　デュオぎゃらりーⅡ（JR神戸駅南側地下街内）
　神戸市中央区東川崎町1-2-3デュオこうべ・浜の手
　http://ikkyakuten.uijin.com


上記の展示会に主人が参加致します。
兵庫県内で活動する木工作家13名が、それぞれ新作の椅子を一脚ずつ持ち寄り
展示するグループ展です。
見に来て下さった方々に、その13脚に座って、くらべて頂き、
ご自分に合った一脚を見つけて頂こうというコンセプトです。

人それぞれに体型や姿勢が違います。
でも、それぞれに合った椅子をお持ちの方は、そう多くないのではないでしょうか？
自分に合った椅子に腰掛けて暮らすことは、
生活がより豊かなものになると思います。
お近くの方はぜひ、お出かけ頂き、
“椅子探し”のきっかけにしてみてはいかがでしょうか？
今回は主人のみの参加ですので、私もお客さんとして
椅子探しに行くのを楽しみにしています。

木工家ウィーク2010・NAGOYA

5月8日（土）〜23日（日）
名古屋にて、木工家ウィークが開催されます。

期間中、名古屋城から徳川園に至る「文化のみち」と呼ばれるエリア内で、
木工、家具に関する様々なイベントや展示会が催されます。

　木工家ウィーク2010・NAGOYA
　　http://woodworkers.jp/

その中のひとつのグループ展に、主人が参加させて頂きます。


　
　「ようこそ人の手とくらしの愉しみ方展」

　　　日時：5月21日（金）〜23日（日）
　　　　　　9：00〜17：00（橦木館は10：00〜）
　　　会場：□文化のみち橦木館　／名古屋市東区橦木町2-18
　　　　　　　　052-939-2850
　　　　　　□市政資料館　／名古屋市東区白壁1-3
　　　　　　　　052-953-0051

主人を含む、８人の木工家が、
つくること、つかうことの愉しみ方をご提案する展示会になります。
会場が二会場に別れており、主人は上記の橦木館の方で
展示させて頂きます。

この「文化のみち」というエリアには、江戸から明治、大正へと続く
名古屋の近代化の歩みを伝える、多くの歴史的、文化的な
建物や遺産が残されています。
橦木館も、大正末期から昭和初期に建てられた、とても素敵な邸宅です。
　
　文化のみち橦木館
　　http://www.shumokukan.city.nagoya.jp

会期中日の22日には、ワークショップも企画されているそうです。
（主人は、楊枝と菓子皿作りを計画中です）

気候も気持ちのよい時期です。
お近くの方は、ぜひお出かけ下さい。

木のかたち展ー家具と彫刻ー

今年も残すところ、１ヶ月を切ってしまいました。

先月末の東京での展示会では、懐かしい人々と再会出来たり、
新しい出会いがあったり・・・とても楽しい１週間を過ごすことが出来ました。
足をお運び頂いた皆様、本当にありがとうございました。

展示については、来て下さった方々もおっしゃって下さいましたが、
ギャラリーの雰囲気と私達３人の作品は、予想以上にぴったりでした。
とても優しい、あたたかい空間にすることが出来ました。
家具と彫刻も、同じ木ということもありますが、とってもいい雰囲気で
まとめられたんじゃないかと思っています。




玄関アプローチのスペースです。
黒く染めた飾り棚が、石畳に映えました。



２階の一部屋。
漆塗りの座卓やお盆などの小物と、彫刻作品が
木のフローリングと白い壁にぴったりでした。


今回の展示会の経験で学んだことを活かして、
今後も色々なことにチャレンジしたり、
益々、精力的に活動していきたいと思っています！